世界各国にロングステイする 「パナマ」編
引き続き各国にロングステイする方法について記載します。
今回はパナマです。
パナマってどこ!?
パナマは中米にあり、ちょうど南アメリカ大陸にくっつくところです。
7.5万K㎡と日本の2割ほどの国土は全てが熱帯に属し、人口は410万人くらいです。
あまりメジャーな国ではないかもしれませんが、パナマ運河を聞いたことがない人はいないでしょう。
パナマ運河はパナマの中心を横切っており、船舶はパナマ運河のおかげで南アメリカ大陸を大きく迂回することなく太平洋~大西洋を行き来することができます。
年間13000隻を超える船が通行し、通行料だけで日本円で年間2500億円の収入があります。
なお、運河は水力発電、上水道にも使われ、運河関係で多くの雇用も創出され、運河をもとにパナマは中米のシンガポールとも呼ばれる発展を果たしているのです。
パナマ文書のイメージも強い…
パナマといえば最近では「パナマ文書」でも有名です。
租税回避スキームの多くはバージン諸島やケイマン諸島を使っていますが、漏洩した機密文書がパナマの法律事務所のもので、それで、タックスヘイブンと言えばパナマみたいなイメージが付いてしまいました。
確かにパナマ自体もタックスヘイブンの1つに数えられ、もともと金融業が盛んであり、外資の受け入れも積極的で、フリーゾーンを設けて輸出や石油、映画といった特定業種に税制の優遇を図っています。
それなら外国人の受け入れも積極的なはずです!
パナマにロングステイ
日本人であればパナマに180日までノービザでいることができます。
結構な長さです。外国人フレンドリーさが伝わってきますね。
リタイアメントビザは1ヶ月あたり1000ドル以上の年金受給者が対象です。
そして、投資ビザは10万ドル以上の投資もしくは、10万ドルを現地の銀行に定期預金する方が対象です。
さらに、日本を含む50カ国の国籍保有者で、パナマで事業を行ったり、一定額を預金するといった条件を満たせば永住ビザを取得できるとのことです。
他国と比較して決して高いビザの要件ではありません。パナマは海外移住の穴場になるかもしれませんね。