世界各国にロングステイする 「マカオ」編
引き続き各国にロングステイの方法について記載します。
香港に続いてマカオです。
マカオってどんなところ?
マカオは1999年にポルトガルから中国に返還され、正式には中華人民共和国マカオ特別行政区ですが、香港同様に返還後も以前の制度がほぼほぼ継続しています。
つまり、西側諸国的であり、中国本土よりも自由です。
通貨は公式にはポルトガル統治時代の流れでマカオ・パカタです。ただし、実際に流通しているのは香港ドルが多いようです。
そして、マカオといえばカジノです。
マカオは「東洋のラスベガス」と呼ばれますが、実は売り上げはラスベガスを超え世界最大です。
カジノに加えて、世界遺産のマカオ歴史地区に、食文化やブランドショッピングと観光資源が豊富で、人口は60万人程度ですが、GDPは5兆円くらいあり、一人当たりのGDPは世界トップクラスです。
豊富な経済力・税収により行政サービスは行き届いており、治安は良く、医療費も教育費も無料です。
マカオはまさに夢の国です。
マカオにロングステイは可能?
過去に投資移民ビザの制度があったのですが、10年以上前に募集が停止されそれっきりになっています。
ロングステイはマカオの会社に就労するか、マカオの人と結婚しないとなかなか難しそうです。
マカオは国土が狭く、経済は十分に潤っているので外国の人をわざわざ受け入れる必要性が低いからでしょう、香港の事情と同じですね。
日本人の場合は90日までノービザで滞在できるので気に入ったら頻繁に来るって方がいいのかもしれません。
オフショア金融センターとしてのマカオに異変
なお、マカオはオフショア金融センターとしての顔もあります。
それが、廃止が検討されていることが報道されました。
OECD加入によりその求めに応じるかたちです。
世界各国のオフショアセンター、タックスヘイブンは肩身が狭くなっていくのでしょうかね…。