世界各国にロングステイする 「アラブ首長国連邦(UAE)」編
世界各国、様々な長期滞在制度があるわけですが、
参考 前回の記事(手っ取り早く海外居住者になるにはタイランドエリートが最強なワケ)
さらに色々な国の制度を見てみましょう。
まずはアラブ首長国連邦(UAE)です。
UAEって何だっけ?と思う方もいるかと思いますが、
要はドバイです。
UAEは7つの首長国からなる連邦国家で、ドバイ首長国はその1つです。ちなみに7つのうち筆頭はアブダビ首長国で連邦国家の首都は同首長国内のアブダビ市です。
中東は、まずは暑い、そしてイスラム教の戒律により食べ物やレジャーが制限され楽しくない、オイルマネーを握る国家権力が強いといったイメージがあり、あまり外国人が気楽に住める感じはしません。
ドバイはもちろん暑く冬以外は40度を軽く超えてきます。しかも湿度も高いです。
しかし、ドバイは実は石油への依存度が低く、主な産業は金融、観光、流通で、外資を積極的に受け入れています。実に住民の8割が外国人です。
ですので、外国人向けにイスラム教では禁止されているお酒や豚肉を提供している店は多く、また、治安もいいです。むしろ、治安が良すぎて、あらゆるところで警察が目を光らせているので、逆に言えば羽目を外さないよう注意しないといけません。ギャンブル等はご法度です。
ドバイにロングステイするには
日本人は観光目的ならドバイにノービザで入国することができます。さらに30日の延長が可能なので60日はノービザで滞在することができます。
それを超えての滞在となるとビザが必要です。
ドバイ在住の外国人の多くは就労目的で滞在しており、その場合はドバイにある企業がビザを手配します。
労働以外の目的の滞在となると、不動産を購入する方法もあるようですが、手続きが難しくあまり利用する人はいないようで、経済特区に会社を設立して、労働許可を得て2年(一部の経済特区は3年)のビザを取るやり方がメジャーなようです。
会社の設立形態は経済特区の種類によって異なりますが、100%外国人所有だったり、法人税非課税といった特典を得ることもでき、この辺がドバイが中東のシンガポールと呼ばれる所以でしょう。
ただし、滞在はできても永住権は得られないようです。仮にUAE国籍の人と結婚した場合でも同様とのことです。
やはり、イスラム国家としてそこは一線を引いているんですね。