今回はスヴァールバル諸島(ノルウェー領)へのロングステイについて記載します。
スヴァールバル諸島って?
スヴァールバル諸島は北極圏にあるノルウェー領の群島で、北緯74度から81度にあり大部分が雪と氷に覆われています。
夏でも最高気温が5度で、冬はマイナス30度以下になります。
夏は白夜で、
逆に冬季の数か月間は日が差しません。
寒いし暗いしで家に閉じこもっていると時間の感覚もなくなり精神状態に悪い影響を与えかねないので注意です。
スヴァールバル諸島の産業
スヴァールバル諸島にはもともと人が住んでいませんでした。
北極海での捕鯨のための基地があった程度です。
それが変わったのは20世紀になって鉱物資源が見つかってからです。
採掘所ができ、炭鉱の町となりました。
そして、近年は氷河やオーロラを目的とした観光業が盛んになっています。
スヴァールバル諸島はフリーロングステイ
このスヴァールバル諸島の最大の特徴は1920年に締結されたスヴァールバル条約により、条約国の国民は、島での滞在に加えて事業の自由が認められています。
なので、入国するのも滞在するのもビザは不要です。
なぜこんな自由なのかというと、
スヴァールバル諸島はもともとノルウェー領ではありませんでしたが、それをノルウェー領と認める代わりに、条約締結国の国民の滞在、土地の所有、事業の自由を認めるとともに、ノルウェー本土から財政的に独立し、武装しないことが条約により規定されたからです。
なのでビザを取得する手間もなければ費用もなし、そして更新も不要です。
スヴァールバル諸島は過酷な気候ですが、世界最強、最安値のロングステイ地なのです。