引き続き各国にロングステイする方法について記載します。
今回はラトビアです。
ラトビアってどんな国だっけ?
ラトビアはバルト三国の一つで、1990年にロシア(当時はソビエト連邦)からの独立を宣言しました。
国土面積は約6.5万K㎡と日本の東北地方ほどの面積に200万人程度の人口がいます。人口密度は少し低めです。
ソビエト統治時代は重工業が盛んでしたが、独立後に撤退し、基幹産業と呼べるほどのものがない状態です。
歴史的にロシアと関係が深く、ロシア語を話す国民が多いので西側諸国からロシアへの窓口としての役割や、複数言語を習得している割合が高いので国際企業のコールセンターの適地として注目されているくらいでしょうか。
その為か、自国に見切りをつけてヨーロッパ諸国に移住する若者が多くいます。
ラトビアを起点にヨーロッパ滞在!?
ラトビアいまいち魅力がないと思うかもしれませんが、
ラトビアはEUに加盟しており、シェンゲン協定の締結国です。
シェンゲン協定に加盟するヨーロッパ諸国間の移動であればパスポートもビザも不要となるのです。
つまり、加盟国のどこかに滞在する許可があれば、そこを起点に域内を自由に滞在できるということです。
ラトビアは加盟国の中で比較的長期滞在ビザを取りやすい国なのです。
ラトビアの長期滞在ビザを取得するには
ラトビアには5年間のビザ取得制度があります。
一つは25万ユーロ(約3250万円)のラトビア国債を購入する方法です。なお、別途3.8万ユーロを納付する必要があります。
もう一つはラトビア国内の不動産を購入する方法です。不動産には立地により価格の要件が異なり、価格が改訂されたりしているのでご注意いただければと思います。こちらの場合も不動産価格の5%を別途納付する必要があります。
また、一定要件の法人を設立する方法もあるようです。
なお、ビザ取得して5年後は永住権を申請もできるようです。
単にヨーロッパ滞在の起点としてだけではなく、ラトビア自体もいかにもヨーロッパという綺麗な街並みで物価が安く治安も比較的いいので居住にいい環境かもしれません。