世界各国にロングステイする 「ニュージーランド」編
引き続き各国にロングステイする方法について記載します。
今回はニュージーランドです。
ニュージーランドってどんなところ?
ニュージーランドといえば人間よりも家畜の数が多いことで有名です。
酪農用、食肉用の牛と羊で4500万頭を超えると言われていますが、対して人間は約450万人です。
家畜が10倍です。
家畜が多いということもありますが、人間が少ないということもあります。
国土は本州と九州を合わせたくらいの面積がありますが、人口密度で言うと
日本 336人/km2
ニュージーランド 16人/km2
日本の1/20くらいです。
他の人口密度が低い国って砂漠とか寒冷地が多いのですが、ニュージーランドは全土が西岸海洋性気候で夏涼しく、冬も寒くないです。
ニュージーランドはのんびり、ぬっくりしてとっても暮らしやすそうです。
意外!?に成熟しているニュージーランド
ニュージーランドが暮らしやすいのはのんびりしていて気候がいいだけではありません。
旧宗主国がイギリスで、イギリスの社会システムが採用されている成熟した先進国なのです。
そして、成熟しているものの改革開放により極めて規制の少ない国です。
しかし、人口が少ない分、競争が少なく、物価は高く、税負担も低くはありません。
ですので、ニュージーランドの暮らしやすさを享受するにはそれなりの要件、資産を満たす必要があります。
ニュージーランドにロングステイ
ニュージーランドへのロングステイは高い要件となります。
2年間のリタイアメントビザですら、66歳以上で75万NZD(ニュージーランドドル)(約5400万円)以上を基金か投資、別に50万NZD(約3600万円)以上の資産と6万NZD(約430万円)以上の年収が必要です。
起業家カテゴリーのビザだと、事業経験はもとよりビジネスがニュージーランドに貢献するもので、実際に投資を行う必要があります。
また、永住権を得られる投資家カテゴリーは2種類ありますが、
Investor
・150万NZD(約1億1千万円)以上の投資(公社債、企業)を4年間
・100万NZD(約7千5百万円)以上の資産
・3年間の事業経験
・IELTS3.0以上
・2年目以降年146日以上ニュージーランドに滞在
年300人の発給制限
Investor Plus
・1000万NZD(約7億5千万円)以上の投資(公社債、企業)を3年間
・2年目以降年間44日以上の滞在
どちらも審査期間は1年程度要するとのことです。
億単位のお金をお持ちじゃないと挑戦権すらない感じです。
ニュージーランドへの移住はよっぽどの成功した後にのんびり余生を過ごすイメージでしょうか。