引き続き各国にロングステイする方法について記載します。
今回はアゼルバイジャンです。
アゼルバイジャンってどんな国?
アゼルバイジャンはカスピ海に面した国で、イランの上、ロシアの下です。
イスラム教国家ではありますが、1991年までソビエト連邦の統治下にあったため、文化的にも人種的にもイスラムとロシアの中間的な感じです。
ガチのイスラム国家のように戒律は厳しくないので、女性は肌を露出していますし、お酒も飲めます。
また、天然資源が豊富でカスピ海の油田、ガス田の収入が国家を支え、対外投資も呼び込んでいます。
アゼルバイジャンは国としての歴史が浅く、国民の大部分は最近になってやっと世界に目を向けだした状態なので、先進国では普通になっているようなサービスが導入されてなかったりして、逆に言えば今後の伸びしろがあります。
先日、大阪に負けはしたものの、首都バクーが万博に名乗りを上げたりと世界的な注目も増しています。
アゼルバイジャンのデメリットといえば…
ただし、難点を言えば、
経済が資源頼みですが、資源価格の下落のあおりを受け通貨マナトの切り下げが実施され、マナトは米ドルに対し今もなお下落し続けています。
インフレと高い失業率が恒常的に続いて国民生活は苦しいです。
そして、イランとロシアに挟まれているので当然ですが、
夏は40℃以上、冬は氷点下まで下がる大陸性気候です。
冬は風も強く、南の島でぬくぬくと暮らすことを夢見ている人にとっては少し過酷な気候でしょう。
アゼルバイジャンにロングステイするには
アゼルバイジャンに日本人は30日までビザなしで滞在できますが、ロングステイも他国に較べればハードルが低いです。
長期滞在ビザ
いずれかの方法で取得できます。
・10万マナト(約660万円)以上の銀行預金
ビザの期間は1年(更新回数制限なし)
・10万マナト(約660万円)以上の不動産保有
ビザの期間は1年(更新回数制限なし)
・50万マナト以上の投資
ビザの期間は3年(更新回数制限なし)
・起業
ビザの期間は1年(更新回数制限なし)
なお、2年住んで、当初の条件を継続することで永住権(といっても有期更新制)を取得することができます。
銀行預金は一番わかりやすい方法ですが、マナトで預金するとインフレにより価値が目減りするのと、一旦、アゼルバイジャンに持ち込んだ預金を再度国外に送金するのは大変なのでその点は注意が必要です。