タイの基礎知識⑰ タイで車を運転しても大丈夫?
ルールは似ててもマナーは違う
タイは日本同様に車は左側通行なので運転しやすいと思われるかもしれません。
ただし、実際にタイの道路事情を見ると躊躇うのではないでしょうか。
何故かって言うと、
渋滞がひどい
特にバンコクですが、渋滞で1時間以上同じ場所ってこともざらです。車での移動は必ずしも便利ではありません。
日本人からすると荒い運転マナー
譲り合っていたら永久に目的地に到着しないからでしょうが、ちょっとした隙間、もしくは隙間がないところでも、車の鼻先を出して割り込んできます。日本の感覚で車間距離を取ろうものなら入ってくれと言っているようなものです。
加えて、スピードは出せるだけ出し、急ブレーキが多く、車線は参考程度、逆走は日常的な光景です。
事故が多い
そんな運転していれば当然事故が起きます。人身事故はもちろんですが、物損事故でもタイ語が話せないとなかなか事故処理が大変です。
ここまでタイの道路事情がパニクっているのは渋滞だけが理由ではなく、そもそもタイ人が習得している運転技術・知識のレベルが高くないことにもあります。
タイでは無免許の人が多く、免許をワイロで取得した人もいます。試験を受けて正規に取得した場合も日本のように教習所に通った訳ではなく、自分でその辺で練習したって人が多いです。
交通ルールを守らないのではなく知らない、そして、危険な運転をしているという自覚がなかったりします。
それでもタイで車を運転する方は
まずは国際免許証を取得する必要があります。
といっても、学科や実技試験があるような代物ではなく、出国前に日本の運転免許センターや県警に必要書類を提出すれば取得できます。日本とタイは通称ジュネーブ条約の締約国で、条約締約国同士なら自国の運転免許で他国内で運転ができるのです。
ただし、期間は1年までなので、ロングステイする場合は日本の免許証をタイの免許証に切り替える必要があります。
タイランドエリートメンバーであれば政府コンシェルジェがサポートするので手続きがスムーズです。