タイの基礎知識⑩ バンコク市内はこれで移動!
バンコクの交通を知れば、バンコクの未来がわかる
海外旅行では現地の移動はほとんどタクシーという方がいらっしゃると思いますが、バンコクではタクシーが必ずしもベストな移動手段と言い切れません。
料金をぼられるとか犯罪の危険性がという訳ではなく渋滞がひどいためです。
抜け道がどうのとかそういうレベルではなくどこもかしこも渋滞、2時間同じ場所から動かない、深夜も渋滞、何てざらです。
譲り合ってたら永久に到着しないので強引に突っ込むのがバンコク流運転マナー。もちろん至る所で事故が起きさらなる渋滞を引き起こします。
アジアな香りぷんぷんのトゥクトゥクという手もありますが、ちょっとノスタルジーすぎます。
【トゥクトゥク】
在来線もありますが、本数が少ない上に、事故等による遅延が当たり前で移動手段としては過去のものとなりつつあります。
【タイ国鉄】
現在のバンコク市民の足 BRS・MRT・ARL
目的地次第にはなりますがメインはBTS(高架鉄道)、MRT(地下鉄)、ARL(エアポートレールリンク)をメインに使用し、駅から目的地まで少し距離があればバイクタクシーを利用するのが便利ではないでしょうか。列車は数分おきにあり、東京都内での鉄道を利用するのに近い感覚です。
【BTS】
【MRT】
観光でバンコクに来て異国情緒やアジアンノスタルジーを存分に堪能したい ⇒ 在来線、トゥクトゥク、ソンテウ(乗り合いバス)
実用性重視 ⇒ BTS、MRT、ARL
現地在住の方はもちろん実用性重視ですので、現在は人、モノ、金の流れがBTS、MRT、ARL沿線に集まってきています。
オフィス、大型ショッピングモール、工場にコンドミニアム等々…
タイ政府はバンコク市内の渋滞緩和や更なる投資を呼び込むためにBTS、MRTの延伸、新設の計画を次々に打ち出しており、今年はBTSスクンビット線のサムローン駅、MRTブルーラインのタオプーン駅が開通しました。
30年前は未舗装の道路の両側は熱帯の原野だったところが今では高層コンドミニアムが林立しているんですから、改めてバンコクの旺盛な成長力に驚かされます。