タイの基礎知識⑥ タイ料理は辛いけど酸っぱくて甘い
タイ料理は世界的にも有名です。
もともとは中国やインド、そして、マレーシアやカンボジアといった隣国の影響が強かったのですが、西欧文化も取り入れて発展していったようです。
タイ料理のキーワードは「辛味」「酸味」「甘味」「旨味」で、それが一つの料理の中に盛り込まれているのが大きな特徴です。一つのコース料理の中にではなくです。
例えばトムヤムクン
エビを煮て旨味を出し、レモングラスやこぶみかんの葉、エシャロットといったハーブ、ナンプラー、ライム、唐辛子、パームシュガーで味付けされます。(ナンプラーは魚製の醤油のようなものです)
辛くて酸っぱくて複雑な香りがしてほんのり甘い欲張りな味、まさにキングofタイフード。
タイの食卓には「砂糖」「唐辛子入り酢」「粉唐辛子」「ナンプラー」の4つの調味料が置いてありますが、で、やはり辛味、酸味、甘味、旨味を自分好みに調整するためです。
そして、主食は米です。
ご飯におかずを乗せて食べるのが基本です。昔は手づかみでしたが、現在は右手でスプーン、左手でフォークを持って食べます。
タイは仏教国だから肉料理は食べない?とお思いの方もいるかもしれませんが、上座部仏教では肉食は禁じていませんので、特に鶏肉と豚肉を中心に様々なメニューがあります。もちろんエビ、カニ、ナマズといった魚介類もメニュー豊富です。
これはカオマンガイという料理で鶏を丸ごと茹で、そのスープでご飯を炊きます。
プーパッポンカリーはカニをカレーソースで炒めた上で卵とじしています。
タイ料理は確かに辛いですが日本人の舌に会いやすいようです。
是非好みのタイ料理を探してみてください。