タイで入国拒否される理由

タイのファンでビザなしで頻繁に訪問する人も多いようです。
そんなタイファンのなかで入国審査で入国を拒否される人が出ているようです。

以前はビザなしで毎月タイに来ていたのに、なぜ？と不思議に思われる方も多いようです。

では、その辺の事情を少し掘り下げてみましょう。

激増したバックパッカー

気候がよく、食べ物が美味しく、物価も安いタイはバックパッカーの聖地と呼ばれた時期もありました。世界中からバックパックを背中に、安宿での長期滞在をするためにタイを訪れる旅行者が安宿の密集するヤワラー地区に集結した時期もありました。

社会問題化するバックパッカー

世界中からタイに集まるバックパッカーが増えるとともに、タイでは不法で長期滞在して、違法に就労してタイ人の就労機会を奪ったり、ビザランを繰り返し、タイに居着く外国人も増えて、タイの社会問題となりました。

こうした問題を是正するために、2014年にタイ国会でビザラン規制法が制定されました。

ビザラン規制法

この法律ではビザランと呼ばれる行為（隣国に出国し、隣国大使館でビザを取得し、タイに再入国する行為）を規制していますが、この法律制定以降、入国管理では様々な規制が行われるようになってきました。

• ビザラン行為のチェック
  （隣国でビザを取得すること自体は適法ですが、回数によっては制限をウケるようです）
• 年間の入国回数
• 年間の通算滞在日数

入国審査では、ビザランを繰り返し行っていないか、タイに住んでいないか、タイで働いていないか、などをチェックされます。

入国審査で要チェックと判断された入国者は、別室での検査となります。

多くの人は、次回は正規のビザを取得してください、指導されますが、中には入国を拒否され、入国できずにそのまま日本へ帰国させられる人も出ているようです。

入国拒否を受けたら

入国審査官はどの国でも強い権限を与えれらていますので、口論は避けましょう。

次のタイ訪問にはタイ国大使館、領事館で正規のビザを申請しましょう。

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